かみごとう百景

かみごとう百景とは、海に囲まれ急峻な山々が連なる上五島の独特な景観や魅力にスポットをあて、上五島にある全てのものを対象に選定した、上五島を代表する100の景観です。
「自然・風景」「公園・展望台」「植物」「教会」「歴史・文化」のジャンルに分けて、かみごとう百景の一部を紹介します。

かみごとう百景をご覧頂いた皆様に
「上五島」の魅力に触れていただき、
「上五島」に足をお運びいただくことで、
「上五島」の魅力を五感で感じていただければ幸いです。

自然・風景

蛤浜

ベストシーズン:5月〜10月

「日本の海水浴場88選」「快水浴場百選」に認定されています。どこまでも続く遠浅の白い砂浜と碧い海。シーズンには多くの観光客で賑わいます。

かんころのある風景

ベストシーズン:11月上旬~12月下旬

古くから五島に伝わるかんころ餅。秋にさつまいもの収穫が終わると、やぐらや軒先に湯がいたさつまいもを干して、かんころをつくる風景が見られます。地域の人達が集まりかんころ餅をつくる様子は、年の瀬を感じる風景です。

公園・展望台

山王山(展望所)

ベストシーズン:通年

山王山(439.2m)の頂上には展望台があり、北は宇久島、南は福江島までを望むことができる絶景ポイントです。山頂に登るには、今里登山口(徒歩)と荒川登山口(8合目まで車可能)があります。

白草展望所

ベストシーズン:通年

矢堅目に沈む夕景が見られる展望所です。東シナ海に沈む夕日は、幻想的なシルエットを見せてくれます。

植物

あこう樹

ベストシーズン:通年

樹齢650年を超える奈良尾神社のアコウ樹。神社参道をまたぐようにそびえるその姿から天然の鳥居として親しまれており、この下を通ると長生きできると伝えられています。

ウバメガシ

ベストシーズン:通年

ウバメガシは中国と南日本沿岸に分布し、五島には自生しません。約400年前、紀州の漁民が青方に移住する際、漁具に利用するために移植したものと伝えられています。上五島漁業史の貴重な資料として、県の天然記念物に指定されています。

教会

頭ヶ島天主堂

ベストシーズン:通年

迫害が終わって再び島へ戻り住んだ信者たちが、周辺の島や海岸から自ら切り出した砂岩を積み上げて造った全国でも珍しい石造りの教会堂です。外観の重厚さとは異なり、内部は折り上げ天井に花柄をあしらい優しい雰囲気を醸し出しています。世界遺産登録を目指している「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「頭ヶ島の集落」にある天主堂です。

青砂ヶ浦天主堂

ベストシーズン:通年

明治11年(1878年)頃は小さな集会所に過ぎなかったが、大崎神父が外国から原書を取り寄せて設計・施工の指導にあたり、現在の教会堂を明治43年(1910年)に設立されました。正統的な様式、意匠が特徴で、側の休憩所には、教会に関する行事等の古い写真が展示されています。

歴史・文化

青方の七夕祭り

ベストシーズン:8月上旬

青方郷や奈摩郷では、8月6日~8月15日の間、家の前に「七夕」が飾られます。先祖の霊を迎える意味もあり、初盆の家庭はお墓にも七夕を飾ります。古い家並みと七夕飾りが情緒ある風景となっています。

上五島神楽

ベストシーズン:10月~11月

400年以上の伝統を持ち、上五島の風土の中で独自の神楽文化が生まれ。秋には多くの神社で賑やかに奉納されます。畳2枚分の板張りの上で繰り広げられ、全30番の一つ一つがメリハリの利いた特色ある舞神楽で構成されています。平成28年には五島神楽のひとつとして国の重要無形民俗文化財に指定されています。